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福岡シュタイナー教室 Report・2 

 

2007年11月10日(土) 福岡シュタイナー教室・ランタン祭り
 
福岡シュタイナー教室11月の恒例行事“ランタン祭り”が、今年も楽しく行われました。福岡シュタイナー教室では活動の拠点をRaumに移した年に、3年間のドイツ滞在の経験のある井手先生の提案で始まり、恒例行事となって今年で4回目を迎えます。
 
秋も深まりいよいよ冬の暗さを感じ始めるこの時期、ドイツでは―北海道と同じくらいの緯度にあるのでもっと寒いことでしょうが―“聖マルチン際”というお祭りがあり、ランタンをもちながら通りを歩くのだそうです(日本では提灯ですね)。…そう言えば以前福岡に住んでいたドイツ人の友人も、その行事をなつかしんでか、子どもたちのランタン行列を率いて自宅の周辺をねり歩いていたのを思い出します。
  
お祭りの前月のクラフトの時間にランタンを作ります。毎年異なるランタンを作るので先生たちはいろいろ考えて工夫しなければなりません。幼児さんは(お母さんやお父さんと一緒に)基本的に和紙などの柔らかい素材を用いたもの…今年は和紙に染料で絵を描きました。小学生クラスは(今年はちょっと頑張って)銅板に穴を開けた本格的なランタンを作りました。
 
当日はお昼過ぎから集まって、先生たちが前日から煮ていた小豆にお母さんたちが味付けをして下さっている間、子どもたちはワイワイと賑やかにお団子を丸めます。そうしてできた暖かい“ぜんざい”を皆で一緒にお祈りをしていただきます。 その後、先生のお話(素語り)を静かに聴いて、いよいよ自分たちで作ったランタンにロウソクが入れられるのです。
 
だんだん日が暮れていき、寒さが増していく中、オレンジ色に輝くロウソクの明かりを灯しながら、それを大切に守りながら川沿いの道を歩く…たったそれだけのことですが、この体験は子どもたちにとって(大人にとっても)格別なものであるように思います。 まだ小さな幼児さんも(お母さんと一緒に)最後まで歩くので驚きます。ぐずったり泣く子は一人もいません。どの子もそうですが、一心に灯りを見つめながら歩いている、その顔を見ていると、しみじみとした暖かいものを感じているのがわかります。
 
こういう素朴で慈愛に満ちた体験は、子どもたちの魂にどんなふうに響くのでしょうか?…また、子どもたちが大人になったときに心の中にどんな明かりが灯るのでしょうか?…私たちには想像することができますね。
大人も毎年楽しみにしているお祭りです。
 
                                               ■report みずいろ講師 豊田

 

 
幼児クラスから小学生クラスまでの3クラス合同で“ぜんざい”を作りました。みんな一所懸命に団子をこねています。小さい子どもたちの中には、粘土遊びの感覚でいろいろな形を作りたがる子もいるので「なるべく丸くしようね」…と声をかけます、が、うどんのようなお団子もご愛嬌。どれも心がこもって美味しいです。

 
 
 
 
    
 
小学生も高学年になると頼りになります。みんなが丸めた大量のお団子を黙々と茹でてくれています。 
 
 
 
もうお腹すいたね! お祈りがすんでいただいています。「あっ、忘れていましたけどね、この小豆は“みずすまし”クラスのMちゃんとKちゃんの、お芋はYちゃんの、お砂糖と柿はHちゃんのお宅から差し入れていただいています。ありがたいですね。」 
 

 

 

お兄ちゃんお姉ちゃんたちが作ったお団子、おいしいね。 

 

 

日ごろ“ぜんざい”が嫌いだという子どもも、お団子が苦手だという子どもも、自分で作ってみんなで食べると意外と食べられちゃうから不思議です。

 

 


 

 

室見河畔にて。冬の日暮れは早いです。さっきまで明るかったのにあっという間にあたりは薄暗闇に包まれて、それに伴い灯りが浮かび上がり始めました。時間の推移が強く実感される、ちょっと特別な体験です。

コース中頃の場所では歌をうたいます。・・・ランタン ランタン ともれ~♪・・・ 井手先生が作ったペンタトニックの歌です。

 

 

 

  

 

この日は風が強く、途中でランタンの火が消えるというハプニングも続出しました。でも逆に「火を守ろう」という意識が強くなって、子どもたちにはそれも楽しい体験だったように思えます。Raumに到着した時間は予定を大幅に超えていましたが、子どもたちの表情は一様に輝いていました。

 

この夜、子どもたちの見た夢はどんなものだったのでしょうね?

 

 

 

  

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