もちろんオイリュトミーだって学校でしていたしライアという楽器のことも知っていた。
でも、ずっとピアノをしていた私は特にライアに興味もなっかたしピアノで満足していた。偉大な作曲家の名曲を練習に練習を重ねて完成する。達成感もあった。つまり努力しなくちゃだめなのよという世界だった。だから私が弾くという高い心もあった。
しかしこの日の衝撃は、そんな感覚もぶっとぶほどすごかった。「えーっ なんなんだ、この感じ、私こういうの知らないで生きてきちゃった!私もやらなきゃ!」
サクラメントに戻った私はすぐに楽器を買い(安くはなかったが学費を回してしまった!あとはアルバイトで何とかなるさと思った)ライアのサークルにいれてもらった。
学校が終わったあとの夜のサークルは眠たかったけど、今までの自分はなんと思い上がっていたのだろうと音に対する意識が180度、変わっていった。
自分が弾くのではなく、音はすでに宇宙の中にあり空間を伝わってやってくる。
奏者である私はテクニックではなくて、内的に音と向き合い、指先から弦へ、そして私の心臓に向かって音を出し、そして再び空間へ帰してゆく…
音は空間に広がり響き合ってゆく、自分はたまたま空間の中心であり、そこには音に対して深い深い畏敬の念が生まれてくる…こういう気持ち、はじめてだった。
私の中で、頭の上の空間で四方八方響きあう音に包まれて、私の頭が体がうれしいうれしいと言っている。
ああ音楽って楽しいんだなぁ・・と忘れていた原点が見える。
もうここに書ききれないくらい話したいけどあとは教室でお会いしましょう。
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